公証役場で打合せをしてきました。

こんばんは。相続士の木本直美です。

今日は大分公証役場で打合せをしてきましたので、

その報告をさせていただきます。

 

今日は3件分まとめての相談でした。

1.K家のご主人から奥様への自宅建物相続のための遺言

2.K家の奥様から孫への自宅土地および建物の遺贈遺言

3.Y家の将来型成年後見契約

 

1.と2.は、K家のご主人から奥様への相続と、

奥様からお孫さんへの遺贈という二段階の資産移動を

2通の公正証書遺言書で実現しようとするものです。

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K家の自宅建物と隣接する建物はご主人の名義で、

建物が建っている土地は奥様の名義です。

 

K家には息子さんがふたりいらっしゃるので、

通常であれば、ご主人が亡くなったら、奥様に2分の1、

長男と次男に4分の1ずつ移動すれば良いのでしょうが、

事情があって、

「息子たちを飛ばして直接孫へ渡したい」と、

たってのご希望です。

 

そもそもの相談者はK家の長男さんなので、

本来なら長男さんの意向を最大限尊重すべきですが、

この件に関する事情は家族間のデリケートな問題であり、

ざっくり一刀両断に処理できる問題ではなさそうでした。

 

長男さんに意思確認したところ、

「両親の希望を最優先してください」とのこと。

 

遺言書で処理できるか、信託を使うしかないのか・・・?

 

信託を利用するとなった場合、

信託費用がかなりかかってしまうのではないか

と気になったので、7月に大阪に出張した折、

 

上級相続士である司法書士Aさんに相談したところ、

「二段階の遺言書で対応できますよ」との助言をいただき、

公正証書遺言で対応することにしました。

 

Aさん、ご助言ありがとうございました。

 

Y家の後見については後日報告したいと思います。

このページのコンテンツを書いた相続士

木本 直美(じんわり)
木本 直美(じんわり)
【大分相続遺言相談室】
2015年より相続・終活・エンディングノートの活動をしています。
保有資格は相続士(上級)・終活士・宅建士・経営学修士です。
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