「地籍調査」とは
不動産のお仕事をされている方などは、「地籍調査」という言葉をお聞きになったことがあると思います。一人一人に「戸籍」があり、両親はもちろん祖父・祖母やその上の世代でどのような婚姻等がなされ、それによって自分が今ここにいるのかを確かめることができるのと同様に、土地に関してもそれまでの所有者の名前や売買の履歴等、現在までのいきさつを謄本等で知ることができます。
ただ戸籍と違い土地というのは、現在までの経緯のほかに土地そのものの「地積」が大きく関係してきます。「戸籍」には身長・体重等は記載されていませんが、土地に関しては登記簿謄本にその大きさ「地積」が記載されます。その「地積」の大小によって、固定資産税や相続税、遺産分割等に影響があるのはご承知の通りだと思います。では「地籍調査」が行われることによって、保有している土地にどのような影響があるのでしょうか。そこで今回から数回にわたり、「地籍調査」とはどういうものか、についてお伝えをしていきます。
このページのコンテンツを書いた相続士
- 相続士、AFP
1971年東京都生まれ。FP事務所FP EYE代表。NPO法人日本相続士協会理事・相続士・AFP。設計事務所勤務を経て、2005年にFPとして独立。これまでコンサルティングを通じて約1,000世帯の家庭と関わる。
相続税評価額算出のための土地評価・現況調査・測量や、遺産分割対策、生命保険の活用等、専門家とチームを組みクライアントへ相続対策のアドバイスを行っている。設計事務所勤務の経験を活かし土地評価のための図面作成も手掛ける。
また、住宅購入時の物件選びやローン計画・保険の見直し・資産形成等、各家庭に合ったライフプランの作成や資金計画のサポートを行っている。個人・法人顧客のコンサルティングを行うほか、セミナー講師・執筆等も行う実務家FPとして活動中。
FP EYE 澤田朗FP事務所
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